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事例1：【婚約者の身元調査】申告内容との食い違い（学歴・職歴・借金）

ご依頼のきっかけ: 結婚相談所で出会い、婚約に至った男性について、ご両親から「お相手の言っていることに、どうも違和感がある」と心配され、娘さんの将来のためにと調査を依頼されました。男性は「有名私立大学卒で、現在は外資系コンサルティング会社勤務」と申告していました。

調査内容: ご本人の経歴に嘘がないか、金銭的な問題は抱えていないかを中心に、聞き込みやデータ調査など、合法的な範囲で身元を確認しました。

判明した事実:

学歴: 申告していた有名私立大学は卒業しておらず、実際には別の大学の中退でした。

職歴: 外資系コンサルティング会社勤務というのは嘘で、実際は派遣社員として複数の職場を転々としていました。

金銭問題: 過去に複数の消費者金融から借金を繰り返し、自己破産寸前までいった経験があることも判明。ご両親が感じた「話の端々に見栄や嘘が混じる」という違和感は、事実でした。

調査後の展開: 調査報告書を婚約者本人に提示したところ、彼はすべての嘘を認めました。信頼関係が根底から崩れ、ご家族の強い反対もあり、最終的に婚約は解消となりました。結婚前に真実を知ったことで、将来起こり得たであろう金銭トラブルや夫婦間の不和を未然に防ぐことができました。

事例3：【典型的な結婚詐欺】親の手術費用を騙し取り、音信不通に

ご依頼のきっかけ: 婚活パーティーで知り合った男性と結婚を前提に交際していた40代女性からのご依頼。ある日、男性から「田舎の母親が倒れて、緊急手術に300万円必要になった。必ず返すから、一時的に貸してほしい」と涙ながらに懇願されました。彼を信じてお金を渡した翌日から、一切連絡が取れなくなりました。

調査内容: 依頼者から提供された男性の写真、偽名、断片的な情報（よく利用していた駅など）を手がかりに、聞き込みと行動確認調査で身元の特定を試みました。

判明した事実: 男性の名前、勤務先、実家の話など、すべてが真っ赤な嘘でした。彼は定職に就かず、複数の女性に対して同様の手口で金銭を騙し取る常習的な結婚詐欺師であることが判明。すでに別の女性と同棲していることもわかりました。

調査後の展開: 特定した本名や現住所などの調査結果を証拠として、警察に詐欺罪で被害届を提出。受理され、後日、男は逮捕されました。残念ながら騙し取られたお金の多くは戻ってきませんでしたが、「相手の正体がわかり、法の裁きを受けさせることができただけでも救われた」と、依頼者は気持ちに区切りをつけることができました。

事例5：【交際相手の家族調査】結婚の挨拶後、相手の家族に不信感

ご依頼のきっかけ: 婚約者の実家へ結婚の挨拶に行った際、ご両親の言動や家庭の雰囲気に強い違和感と不安を覚えた20代男性からのご依頼。「娘には何不自由ない暮らしをさせろ」「結納金は最低でも〇〇万円は用意しろ」といった高圧的な態度や、異常なお金への執着心に、結婚そのものに不安を感じたとのことでした。

調査内容: 婚約者のご家族（特に父親）の評判や、親族関係、経済状況について、聞き込みを中心に調査しました。

判明した事実: 父親は過去に事業で大きな失敗をしており、多額の借金を抱えていることが判明。近隣での評判も芳しくなく、金銭トラブルを度々起こしている人物でした。娘の結婚を、自分たちの経済状況を立て直すための手段と考えている節があることも、関係者の話から浮かび上がってきました。

調査後の展開: 調査結果を知った男性は、婚約者本人には非がないことを理解しつつも、将来的に彼女の家族の金銭トラブルに巻き込まれるリスクが高いと判断。婚約者と真剣に話し合った結果、残念ながら婚約を解消するという苦渋の決断をしました。感情だけでは乗り越えられない現実的な問題を、事前に把握することができました。